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2009年1月18日 (日)

NHKスペシャル女と男

3話完結、研究報告番組。 番組タイトルが「女」を先に持ってきているところに、ジェンダーフリーへの配慮を感じる。

今回の3話目も、徹底して 科学=客観的視点 という美徳観で彩られた、唯物的・共産主義フォロワー的内容。 

展開的には、科学雑誌NATURE2002年2月号に掲載された オーストラリア国立研究所のジェニファーグレーブスの研究論文を引用。 X染色体1098:Y染色体78と、13倍の差がついてきているという警告文。

このままでは、Y染色体が5~600万年で消えるし、突然変異が起これば、明日に消えてもおかしくない と。

次に、オックスフォード大学のブライアンワイズ教授の、優秀な男性の家系の子孫の数の研究。 サンプルは、バイキングから城を奪回した スコットランドのスカイ州アーマディール城の城主、サマーレッド。

この人のY染色体を調べた結果、優秀な?人間・強い男は、多くの子孫を残しているが、それでも精子の劣化により、崩壊が起きている と。

次に 英国ケスター動物園のコモドオオトカゲが、処女懐胎したこと。卵7個は立派に元気に成長中だそうだ。 このように、爬虫類や魚類では、性転換やら 処女懐胎が起こりうるので、男性数は関係ない。

そもそもY染色体のルーツ、「SRY遺伝子」が誕生したと思われるのは、今から1億6600万年前。 ジュラ紀の恐竜の時代、体長15cmのねずみが哺乳類の先祖。 この進化?の理由のこじつけとして、

① 卵は、洪水のリスクがある。 ② 捕食されやすい ③ 温度差に強い ④ 海中でも出産可能

という理由で進化したとみなされている。 その中で、なんと日本には、オスがいなくなった種が存在する。 それが「奄美とげねずみ」と「徳之島とげねずみ」である。根本的にSRY遺伝子が消えているそうだ。

オーストラリア・ニューキャッスル大学のジョン・エイトキン博士によると、男性の精子の85%が不良品・異常な事が見つかった。正常なのは14~15%のみで、泳ぎも正常なのは さらにその中の3割~4割程度だそうな。

デンマーク国立病院が、英国・オランダ・フィンランドの4カ国共同研究したところ、デンマーク3500人の男性被験者の精子が40%不妊という 最悪の結果だったそうだ。 それも、原因不明のまま。 さらに、その結果と日本男性が同じレベルの精子劣化だった!。

基礎数は忘れたが、精子数が4000万個以下はやばいのだそうな。

NHKはここで、チンパンジーのボノボを引き合いに出し、乱婚を例に、精子の競争環境を取り上げる。「だから、自然界の精子は強いんだ!。だけど人間は一夫一婦制度を選択したので、精子が弱くなっている」 と、唯物的な結論を導き出す。

じゃあ、なんで先述した奄美とげねずみはオスがいなくなったのか?は、説明が無いままで、多少 矛盾が残った。 「必要なくなったから、退化的進化だ」 とでも言うだろうけどね。

さらに フィンランドの研究でも、ここ5年で男性の精子濃度が27%も下がっているそうな。 原因不明・・・って、、、勝ったー!。私はNHKに勝ったど~~~。 理由は簡単、以前も書いた?が、豚肉に成長ホルモン(女性ホルモンと同系)を注入すると、本来105日かかる出荷日数が、95日に短縮できるのだそうな。 

こういう肉を食べると、男性は精子が減り、ちょうどオカマのホルモン注射状態になる。 女の子は幼稚園児でも生理が始まる。 イエイ! 食品偽装、基準甘々国家、万歳!。

そこでNHKが出す結論は、まずは体外受精女性が順調に30歳を迎えた話を賛美。 初めての試験管ベイビーである 英国(ヨークシャー:豚肉の産地 プププ)女性、ルイーズ・ブラウンさんというぶっさいくな女性を、周囲が30歳バースデーを祝福している映像。

ブリュッセル自由大学の考案した 「ピンポイント・一つの卵子に一つの精子注入」 の成功者 ポール・デプロイ教授を賛美。 

ここで懸念も。 「こういう方法が進めば進むほど、精子の本来の競争力が落ちる」 ということで、イタリアだけはバチカンが2005年の「規正法」を主張した話を。 ここにきて、初めて宗教的な解釈の逸話が出てきた。 精子提供はカップル間のみにしか許さないという法律。

なんと最後に出てきたエピソードは、年末に 本部教会 宮城徹教会長の2009年予言、「アメリカはモラルが壊れ、ホモ・レズの同性愛結婚を許す、モラル崩壊が起こる。以前 規制の動きがあったが、その反動が来る気配なのが2009年だ」 とのこと。

そのものずばりのエピソードを、NHKが「人間の選択の可能性」的に報道。 レズビアンカップルに、ホモカップルが精子を提供し(男性は黄色人種の医者:相手は白人男性)、2人の女性に2人の男性、2人の女の子の子供。。。

レズ女曰く、「周囲から見ても、伝統的な家庭の姿・・・」 おいおいおいおい・・・ 突っ込みたくなった。 ホモカップルの家庭も、子育てに協賛しており、2階の2部屋は子供部屋に解放してあり、週に3~4回は来るそうな。

こういうのを 「これも有りだよ」 「選択の自由」 と言われても 困るのだけどなーーー

いつの時代から、宗教は蚊帳の外にされたかなー?。 コペルニクスか、ニュートンか?、ガリレオか?。 地球が丸い事には、古代ユダヤ人は気づいていたのだけどなー。 古代ユダヤ人がマチュピチュとかで造っていた、丸い地球儀を “オーパーツ” 扱いするぐらいだから、どんだけ白人至上主義やねん!。

白人以上の文明人は 認めないつもりか!?。 ええっ?

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